2016/11/09
静岡大工学部が、12月9日に国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられる同大開発の超小型衛星「STARS-C」の愛称を、「はごろも」にすると発表した、と朝日新聞(11/9)が報じた。約150件の応募の中から、「(天女伝説の三保の松原がある)静岡を想起させ、宇宙のイメージとも重なる」として選定。浜松市内の小学5年生、河野信希君ら応募者4人に記念品を贈るという。
「STARS-C」は、1辺10センチの立方体の親機と子機を、テザーという長さ100メートルの細くて強いケーブルで結んだ衛星。7日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)側に引き渡された。12月9日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げ、補給機「こうのとり」6号機でISSの日本の実験棟「きぼう」に運ばれる。早ければ年明けに、親機と子機が合体した状態で地上400キロの軌道上に放出。その後、地上から学生がコマンドを送って分離し、テザーを伸ばす実験をする。軌道に乗った後、「はごろも」という愛称で呼ぶのが習わしという。