2018/03/18
新潟大は2018年4月から、名産の日本酒について歴史や文化などを総合的に学ぶ「日本酒学」を開講する。これを報じた時事通信(3/18)によれば、県や県酒造組合と連携し、醸造や販売に携わる若者を育成するとともに、日本酒の魅力を国内外に広げることが目的だ。同大によると、日本酒学は全学部が対象の教養科目に位置付け、毎週水曜日の1こまを充てる。各学部の教授や酒造組合の職員らが講師となり、それぞれ専門分野の観点から、日本酒の歴史や作法、醸造・発酵の知識や流通方式などを幅広く講義する。
基礎を履修した学生は、20歳以上であれば日本酒を実際に飲んでたしなみ方を「実習」できる。市民向けの公開講座も予定。講師の一人で経済学部の岸保行准教授は「日本酒の教養や知識を語ることができる人材を育てたい。留学生にも受講してもらい、母国でも広めてもらえれば」と話す。県酒造組合によると、県内には約90の酒蔵があり、3月上旬に新潟市で開催された地酒を味わうイベント「にいがた酒の陣」には、2日間で全国から過去最多の約14万人が来場した。