2019/11/13
東海大学では、湘南キャンパスの卓球部が10月19、20日に、同大学付属相模高校でろうあ者卓球日本代表選手団と合同練習を行った。当日はろうあ日本代表9選手と、卓球部から男女合わせて12選手が参加した。
合同練習は、ろうあ者の選手と学生が1対1で試合形式の練習を中心に繰り広げられた。ジェスチャーを交えて互いにアドバイスし合う場面も見られ、参加した学生からは「コミュニケーションの取り方以外は、障害の有無を感じさせないプレーで驚きました。技術面でも競技への取り組み方でも、一人の卓球選手として学ぶことがたくさんあります」などの感想が聞かれた。
聴覚障害者の卓球「デフ卓球」(Deaf=ろう者)は、競技のルールや使用する道具は一般の卓球と変わりなく、補聴器の使用が禁止されている。4年に一度、世界規模で開催される聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会「デフリンピック」では1924年の第1回大会からデフ卓球が正式種目として行われており、日本は2017年にトルコのサムスンで開かれた前回大会で女子ダブルスと団体で銅メダルを獲得している。
(東海大学HP)
https://www.u-tokai.ac.jp/academics/undergraduate/physical_education/news/detail/post_84.html